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​ミニマルデザインと映画

研ぎ澄ませることは、対象物の核と自己の内面を浮き彫りすることである。全く興味のなかった映画のおもしろさを知ってから、映像を静止し表現することに興味を持つ。そこから、作り手のメッセージが必ずある映画を観て、独自の解釈をミニマルデザインで表現している。咀嚼の仕方や解釈は多様にある。そのため、私の表現もひとりとしての解釈に過ぎない。

 

他者の人生や考えを体感するような経験ができ映像作品の中に入って登場人物の感情を直に感じることができる点は、ビジュアルデザインにはない魅力だ。オリジナルを超えること、そして作品に恥じないものを制作しようという思いが、自分という人間を通して何かを生み出すとき私にとって一番必要なパワーになる。

私の作品を見て、多くの方に映画を知ってもらい、生き方を現代を生きる大人としてしっかり考えてほしい。映画は人を豊かにする。自分として生きるとはどういうことか、が含まれているからだ。

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